
- やせたいけどなかなかやせられない
- 楽して痩せたい
- 多くのダイエット法があるけど本当に痩せられる方法を知りたい
こう思っている人は多いのではないでしょうか.世の中には様々なダイエット法が紹介されています.
代表的なものといえば炭水化物抜きダイエット.これは医学的にも実は”概ね”正しいです.
しかし,なぜ痩せるのかその理由を知っている人は少ないのではないでしょうか.本記事では医学界隈では常識の太る科学的メカニズムと太りない方法を簡単に紹介します.
また,より実践的な痩せる方法や痩せる食事について知りたい方は「世界最新の太らないカラダ」を一読されることをお勧めします.
なぜ人は太るのか
なぜ人は太るのか.ずばりその原因は「インスリン」です.
インスリンといえば糖尿病でおなじみの言葉でしょう.インスリンの分泌が悪くなると血糖値が上昇し糖尿病になるのは有名な話です.ではインスリンとは何なのでしょうか.
- インスリンとは
食事をすると血糖値が上昇します.すると血糖値の上昇を膵臓のβ細胞が感知して血糖値を下げるホルモンを放出します.これがインスリンです.簡単に言えば,インスリンとは血糖値が上がったときに膵臓から放出され,血糖値を下げるホルモンということです.
では,なぜインスリンが太る原因になるのでしょうか.
- インスリンがなぜ太る原因になるのか
インスリンが血糖値を減少させることは先に述べたとおりです.血糖値が下がるということは血液中にある食事由来の”ブドウ糖”が減少するということです.
ではこの減少したブドウ糖は血液中からどこに行ってしまったのでしょうか.答えは細胞内です.多くの細胞,特に脳細胞はブドウ糖をエネルギー源にしています.
脂肪細胞も同様です.脂肪細胞は血中から移ってきたブドウ糖をエネルギー源にし,ブドウ糖の一部を脂肪に合成して蓄えます.つまりブドウ糖が脂肪に変換されるのです.
この脂肪こそがお腹やお尻,二の腕にたっぷり垂れ下がっている贅肉なのです.
そしてインスリンは,ブドウ糖を脂肪細胞内に取り込む手助けをしているのです.
少しややこしいのでブドウ糖の動きを図で表してみます.

このようにインスリンはブドウ糖を脂肪に変換する役割を持っているのです.
実際インスリンを多く分泌する人は太りやすくなることが分かっています.血糖値の上昇なしに勝手にインスリンが膵臓から分泌されてしまうインスリノーマという病気があります.インスリノーマの患者さんは大量のインスリンが出るせいで,血液中のブドウ糖が脂肪細胞に取り込まれてしまうため,肥満になることが分かっています.
どうすれば痩せるのか
インスリンはブドウ糖を脂肪に変換するホルモンだということは先に述べたとおりです.ではどうすれば痩せるのか.
答えは簡単.
「インスリンの分泌を抑える」ことです.インスリンの分泌を抑えれば,食べた糖分が脂肪に変換されずに済みます.
つまり,食事回数を減らし,インスリンを多く分泌する食べ物をなるべく取らず,インスリン分泌の少ない食べ物やインスリン分泌を抑制してくれる食べ物を食べればよいのです.
具体的な食品は「世界最新の太らないカラダ」で詳細に紹介されているので是非ご一読ください.意外な食品も含まれており,筆者も大変勉強になりました.
また,食事回数の減らし方とその科学的な根拠も紹介されています.
以上,医学に基づいた太るメカニズム,及び太らない方法を簡単に紹介しました.本記事は医学界では周知の事実ですが,もっと詳しく,太るメカニズムや太らない方法を知りたい方はぜひ,「世界最新の太らないカラダ」を読まれることをお勧めします.エビデンスに基いたより詳しく実践的なダイエット方法が紹介されています.

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